一足お先に、スカイツリー展望台へ

一足お先に、スカイツリー展望台へ

ユニークな避難階段

心柱(正面のコンクリート部分が柱)。右奥は内部に設置された非常階段=2011年10月30日【時事通信社】

 塔中心部を貫く避難階段も披露された。普通の建物だと「避難階段などどうでもいい」と言われそうだが、スカイツリーは「世界で例がない独創的なつくり」(大林組)になっているので、興味津々で歩いた。揺れを吸収するオイルダンパーも見える。

 スカイツリーの中心部には、五重塔でも使われる日本独自の制震技術「心柱(しんばしら)」を応用したコンクリート製円筒(長さ375メートル)が貫いている。その心柱の内部に、避難階段が設置された。

◇2523段

 心柱は「塔の揺れを最大50%低減する効果がある」(スカイツリーを設計した日建設計)らしい。避難階段は、第1展望台の上にある第2展望台(450メートル)から地上まで2523段ある。

「心柱」内に設置された避難階段=2011年10月30日【時事通信社】

 災害の発生時、避難にはどれくらいの時間がかかるのだろうか。大林組の田淵作業所長に聞いてみたところ、「一気に降りたことはないので、分かりませんが、1時間くらいはかかるでしょうか」との答えだった。

 ただ、避難階段はあくまで非常用で、12年5月22日に開業後も、来場者向けに公開する予定はないという。東京タワーでは、大展望台(150メートル)に続く登りの非常階段が土日祝日に開放されている。

 建物の外側に設置されているため、眺望は抜群。眼下に広がる豊かな緑を眺めながら、心地良く汗を流せる。約600段あり、子供でも15分あれば登り切れる。

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