「重力波」の観測 写真特集

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 米国の巨大観測装置「LIGO(ライゴ)」で初めて直接観測された重力波の発生源について、米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究チームは2016年2月24日、連星が合体して高速回転する巨星が誕生した後、二つのブラックホールに分裂し、再び合体したとの見方を発表した。
 LIGOで昨年9月に観測された重力波は、太陽質量の29倍と36倍のブラックホールが合体して発生したことが分かっている。だが、重力波を観測した0.4秒後、おおむね同じ方向で発生した強烈なガンマ線放射「ガンマ線バースト」をフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡が捉えており、発生源が同じだった場合のメカニズムが問題となっていた。
 研究チームは考えられるシナリオとして、二つの恒星が互いの周りを回る連星を想定。合体して巨星が誕生すると、あまりに高速で自転するため、つぶれてブラックホールになった際に二つに分裂するが、近接しているため数分以内に再び合体するとの見方を示した。こうした過程をたどった場合、ブラックホールの合体によって重力波が発生するとともに、周囲から猛烈な勢いで押し寄せるガスやちりのエネルギーによって強烈なガンマ線が放出されることがあり得るという。
 写真は、近接したブラックホールが合体する直前の想像図[米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター提供] 【時事通信社】

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